当工房で結婚指輪、婚約指輪、ペアリングを手作りしていただき、ハワイアンの彫刻を施すサービスは大変人気のオプションです。様々なハワイアン彫刻のモチーフを組み合わせてお二人だけのオリジナルにアレンジしていくのも魅力の一つです。そんなハワイアン彫刻にはひとつひとつ意味があり、ハワイの文化と深く結びついています。
ハワイアン彫刻のそれぞれの意味を解説していきます。
▼目次
「マナ」というハワイの文化
ハワイアンジュエリーは身につけることで幸せをもたらす効果があると言われており、装飾品であると同時に、身につける人を災いから守り、幸せをもたらす効果があると伝えられています。(日本で言うお守りに近いですね。)
これは、ハワイ文化における「マナ」の存在と深く関係しています。
マナとは、全ての物に宿る神聖な力で、精霊のような存在です。
ハワイでは古代から全てのものにはマナが宿ると信じ、その考えを元にハワイアンの文化が築かれています。現在でもハワイの価値観は人と人、あるいは人と物との間に於けるマナの尊重が基本になっています。マナは「生命に宿る力」と解釈することから、ハワイの人達は古代から物に対しても命あるように扱っていることが理解できます。
このマナがハワイアンジュエリーにも宿っていると考えています。
ハワイアンジュエリーの歴史
ハワイアンジュエリーの起源は、ハワイ王朝最後の王様であったリリウオカラニ女王が、イギリスに行き、名前を彫ったバングル(腕輪)を大切に身に着けていたエリザベス女王に感銘を受け、ハワイに戻り同じようなものを作らせたのが始まりと言われています。
モチーフごとに意味が違う
ハワイアン彫刻に用いるモチーフはハワイの動物や植物、海などの自然を表すものが代表的です。どれも意味があり、リングをつける部位や指によっても効果は変わると言われていますが、代表的なハワイアンジュエリーの模様である5つのモチーフをご紹介します。
プルメリア
花言葉は「親愛」「恵まれた人」「情熱」「気品」などです。
魅力を引き立てる、身を守る象徴、大切な人に幸せをもたらすという効果があると言われています。ハワイではとても身近で人気な花であり、白く気品がある為、神の宿る花とも言われています。
手作りしていただいた結婚指輪のセンターにプルメリアを彫刻し誕生石をセットするなど当工房でも人気のモチーフです。連続したプルメリアの彫刻も気品があり素敵な結婚指輪に仕上がります。
マイレ
マイレとは、ハワイの森の中にある低い木(低木)のことです。
「神が宿る神聖な葉」「平和」「絆」「縁結び」「平和」という意味があり、大切な人との絆を表現しています。
神が宿る木とも言われ、ハワイの結婚式では新郎と新婦の手をマイレの葉で結んで、式を行います。これは「神聖なる結びつき」を表現します。またハワイではフラダンスの飾りとしても使用されており、ハワイではかなり身近な存在の植物といえます。
手作り結婚指輪に連続してマイレを1周彫刻し、聖なる結びつき表現します。シンプルな中に上品さのある素敵な結婚指輪に仕上がります。
リーフ「葉」
リーフはシンプルであり、ハワイの言葉では「葉の先」などの意味があります。マイレと同じように葉のつながりが、絆や縁結びの効果があるとされ、ハワイアンジュエリーには欠かせないモチーフの一つとなっています。
こちらもマイレと同様に手作り結婚指輪に連続してリーフを1周彫刻し、二人の絆を表現します。シンプルな中に上品さのある素敵な結婚指輪に仕上がります。
ティーリーフ
Ti Leaf(ティーリーフ)は、元々ハワイでは神に捧げられる神聖な植物で、葬祭、神事や祭りなど深い祈りを捧げる時に使われてきました。「魔除け」や「浄化」「お守り」の意味があります。女神の捧げるダンスであるフラダンスのスカートにもティーリーフは使われています。
邪気を追い払い、悪霊から守ってくれて不幸を回避するという意味が込められています。ハワ
こちらもマイレやリーフと同様に手作り結婚指輪にティーリーフを連続して1周彫刻することで、シンプルな中に上品さのある素敵な結婚指輪に仕上がります。
ホヌ(ウミガメ)
ウミガメのことをハワイ語で「ホヌ」と言い、現地ではホヌのグッズは日本で言うお守りのように扱われています。
背中に幸せを乗せて運んで来る「海の守り神」といわれていて、サメに襲われそうになったサーファーをホヌが助けてくれたという逸話もあり、海での災いから身を守ってくれるお守りとして、海でのアクティビティが趣味の方にはすごく人気なモチーフとなっています。
手作りしていただいた結婚指輪のセンターにホヌを彫刻しスクロールと組み合わせるのが人気のモチーフです。
スクロール(波)
波のことをハワイ語で「ナル」と言います。
寄せては返す美しい波のように、永遠に途切れることのない愛、何度何度も挑戦をして乗り越えていく、ナルは海から幸せを運んでくれると言われとても欠かす事の出来ない人気のモチーフです。
手作りしていただいた結婚指輪に1周スクロールを彫刻し永遠を表現します。センターにホヌやプルメリアを配置し、スクロールとホヌやプルメリアの組み合わせもたいへん人気です。
職人が一つ一つ手彫りしています
お客様に手作りしていただいた結婚指輪、婚約指輪、シルバーペアリングをお預かりして、ハワイアン彫刻を職人が一つ一つ手作業で模様を彫っていきます。
これはハワイアンジュエリーが機械では再現することが出来ない技術であることや、手作業で自然のモチーフを彫ることにより、その結婚指輪や婚約指輪、ペアリングに「マナ」という精霊が宿ると信じられているからです。皆様に手作りしていただいた結婚指輪、婚約指輪、ペアリングにも「マナ」が宿っていると思うと素敵なお守りになりますね。
ハワイアンジュエリーは身につける部位で効果が違う?
ハワイアンジュエリーは身につける箇所によって効果が違うと言われています。
手作りしていただいた結婚指輪や婚約指輪、ペアリングなどを着ける指によっても意味が異なると言われています。
指輪を着ける指リングをつける指は、5本の指それぞれで異なる意味があります。
右手と左手でも効果が違うと言われています。
右手
親指 リーダーとして物事を主導する力を発揮する 困難を突破する
人差し指 集中力を高める 行動力を呼び起こす
中指 恋愛運や金運などを呼び込む 直感力を高める
薬指 冷静さを取り戻す 精神的な安定をもたらす
小指 自分の魅力を高め、自信を高めることが出来る
左手
親指 目標を達成できる力になる 信念を持つ
人差し指 積極的になる。自信が生まれる
中指 人間関係が良くなる 協調性が高まる
薬指 約束を守る 愛を深める
小指 出会い 人との繋がり
手作り結婚指輪、手作り婚約指輪は左手の薬指に着け、愛を深めるという意味でその効果を高めます。
手作りペアリングを着ける指はハワイアンのモチーフと掛け合わせて、着ける指の意味を考えながらペアリングを手作りするのも楽しいですね。
ハワイアン彫刻を施す際の指輪の条件
手作り結婚指輪、手作り婚約指輪、手作りペアリングにハワイアン彫刻を施す有料オプションをお選びいただいた場合は、手作りしていただいた結婚指輪、婚約指輪、ペアリングをお預かりし、職人が手作業でハワイアンの彫刻を入れていきます。
その際に彫刻の柄がはっきりと表現できる指輪の幅は2.5ミリ幅以上となります。(理想的な幅は3.0ミリ以上です。)特にプルメリアやホヌをセンターに彫刻する場合は2.5ミリ幅が必須となり、指輪の幅がそれより細い場合は表現が困難になったり、不可となったりします。
彫刻のイメージと実際の指輪の幅などサンプルを見ながらスタッフと打ち合わせを行い、どの指輪のデザイン(甲丸デザインや平打ちデザインなど)や幅をどれにするか、モチーフをどの位置に彫刻するかなどを決めていきます。
完成までに約3週間程度のお時間をいただいています。
お二人のアイデアでオリジナリティを
手作り結婚指輪、手作り婚約指輪、手作りペアリングにハワイアンの彫刻を施し誕生石やダイヤモンドをセットしてより華やかなアレンジを加えたり、シンプルな結婚指輪にワンポイントでプルメリアやホヌを彫刻するのもとっても可愛く素敵なアクセントになります。お二人のアイデアで手作りした結婚指輪、婚約指輪、ペアリングを二人のオリジナルなものにしていきましょう。
結婚指輪がハワイアンジュエリーに向いている理由
ハワイアンジュエリーにはハワイの文化に基づいた意味や効果があります。
ハワイの文化では手作業で自然のモチーフを彫ることにより結婚指輪にも「マナ」という精霊が宿ると考えられています。お二人の絆を強いものにし、愛を深めるハワイアンジュエリーの手作り結婚指輪はお二人の素敵なお守りになります。
様々なモチーフを組み合わせてお二人だけのオリジナルな結婚指輪、婚約指輪、ペアリングを手作りして行って下さい。
デザインや金額のご相談や事前のご見学などはこちらからお問い合わせください。
お互いの幸せのお守りとして、ぜひハワイアンの彫刻を施してみませんか。